中国、二つの課題 2012 10 20

 私は、2011年10月2日に「党の軍」という文章を書きました。
つまり、中国の人民解放軍は、国軍ではなく「党の軍隊」ということです。
 しかし、これでは、国際法上、大きな問題が発生するでしょう。
早急に、人民解放軍を国軍化すべきでしょう。
 現状では、国務院の国防部は、人民解放軍に対する指揮権を持っていません。
人民解放軍は、中国共産党の軍事部門という位置づけです。
 次に、中国は、党が国家を指導する体制です。
このような体制を維持するならば、
外交担当の責任者を少なくとも政治局委員にすべきでしょう。
 現状では、外交部長(外務大臣)も外交担当の国務委員も、
政治局常務委員のメンバーどころか、
政治局委員にもなっていません。
 これでは、外交軽視・軍重視の体制と言わざるを得ないでしょう。
まるで北朝鮮のような政治体制に近いと思います。
 将来的には、中国の真の国際化を図るために、
外交担当の責任者を政治局常務委員すべきでしょう。

党の軍 2011 10 2
 相変わらず、南シナ海が緊張の高い状態にあると言えますが、
このような状態において、周辺国は、
中国外務省に抗議しても無駄だと思います。
 そもそも、人民解放軍は、中国外務省を見下していると思います。
中国において、「外務大臣」も外交担当の国務委員も、
政治局常務委員のメンバーでしょうか。
いや政治局委員にもなっていないと思います。
 中国は、共産党が国家を指導する体制です。
さらに、人民解放軍は国軍ではなく、党の軍であるという位置づけです。
(国務院の国防部は、人民解放軍に対する指揮権を持っていません)
そういうわけで、国務院の一部である中国外務省が何を言っても、
人民解放軍は、聞く耳を持たないと思います。
 将来、外交担当の国務委員が、
党の政治局委員になれば、
いや現状では人民解放軍の強大な力を考えれば、
政治局常務委員にならないと、事態は改善されないでしょう。















































































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